清水健太郎建築設計事務所

ちっちゃくない!?

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「えっ、こんだけ・・・。ちっちゃくない!?」「思ったより狭いね・・・。」家の基礎を見たお施主さんたちから漏れる言葉だ。

「清水さん、やってもーたかもしれん。」少し遅れて現地に到着すると、お施主さんが浮かない顔をしている。「どうしたんですか?」と聞くと「いや、やっぱり大きさをイメージするの難しいですよね、こんなに小さいとは思っていませんでした。」と言われたりする。「大丈夫ですよ。」と言っても「どうやら信じてもらえてないようだな。」って方もいる。

同じようなことが家を解体した際にも起きる。建物解体が終わり、我が家の敷地に残された基礎を眺めながら「よくもまぁこんな狭いところで長いこと暮らしていたもんやなぁ。」と施主はつぶやくのだ。

 

でも、上棟して空間が把握できるようになってくると、「うわっ、清水さん、思っていたよりも広いですね~。おぉ、いい!」「うんうん、こっちは・・・、おっ、あぁ、なるほど。」のような反応に変化してくる。「基礎の時“狭い”言うてたやん!」などと心の中でお施主さんにツッコミを入れたくなることもある。お施主さんも徐々に”我が家”に馴染んでいくのだろう。

 

家が完成したときに、また住み始めてからも「清水さん、気持ちいい!最高!」の言葉をいただけるようつくっていきます。